市指定無形民俗文化財
天王町の神楽獅子(西尾祇園祭)
[ 天王町の神楽獅子 / てんのうまちのかぐらじし ]
保存団体天王町獅子舞保存会
西尾祇園祭は、疫病や災厄除けを祈念する伊文神社の夏の祭礼です。伊文神社は西尾城下の産土神として歴代城主が崇敬し、祭りもまた、城主らの庇護(ひご)のもとで盛んになりました。祭りの中心は神輿の渡御で、伊文神社の神輿が城下の町を練り歩き、西尾城内に鎮座する御剱八幡宮へ渡ります。これに各町による練り物が随行して行列します。天王町の神楽獅子はそのひとつです。
天王町に伝わる「神楽獅子一札之事」によると、天王町には古くから「さんやれ獅子」がありましたが、正徳年中(1711-1716)に熱田神宮の二太夫をはじめ、十数人の楽師を招いて神楽獅子の指導を受けたとあり、その頃が起源と見られます。天王町の獅子舞はその後市内を中心に、各地へと伝えたとされ、その数は現在までに20ヶ所以上あります。 天王町の神楽獅子は旧西尾城下を回り、最後に地元天王町に戻ると「泣き獅子」を披露。その年の最後を惜しんで泣くこの獅子の姿もまた、見どころのひとつです。
天王町の神楽獅子(西尾祇園祭)基本情報
開催日時
7月第3土曜日 13時~21時
見所の時間帯
13:00~ 伊文神社でお祓い 伊文町・和泉町・中町を回る 17:00~ 肴町・幸町・本町・塩町・吾妻町・会生町を回る 21:00~ 天王町 泣き獅子
開催場所
天王町はじめ旧西尾城下市街地一帯
※ご来場の際は、公共交通機関をご利用いただきますようよろしくお願いいたします。
最寄り駅・バス停
【名鉄西尾線】西尾駅
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