市指定有形民俗文化財
中町の大屋形(西尾祇園祭)
[ 中町の大屋形 / なかまちのおおやかた ]
保存団体中町町内会
西尾祇園祭は、疫病や災厄除けを祈念する伊文神社の夏の祭礼です。伊文神社は西尾城下の産土神として歴代城主が崇敬し、祭りもまた、城主らの庇護(ひご)のもとで盛んになりました。祭りの中心は神輿(みこし)の渡御(とぎょ)で、伊文神社の神輿が城下の町を練り歩き、西尾城内に鎮座する御剱八幡宮へ渡ります。これに各町による練り物が随行して行列。中町の大屋形はその練り物のひとつで、江戸時代に造られたものが現在も祭りを彩っています。全長5.4メートル、高さは3.6メートル、二階の踊り場を滑車で上げ下げできるのが特徴ですが、これは西尾城内の御剱八幡宮へ参詣する際、城門を通過するために必要だったようです。
祇園祭では、この大屋形とともに中町からは先車が出され、代々伝わるお囃子とともにまちを練ります。一方で、現代のアレンジを加えた太鼓の演舞もこれに融合し、見どころのひとつとなっています。なお、西尾市の有形民俗文化財であるこの大屋形のほかに、中町には船屋形などが2台あったと記録されています。
中町の大屋形(西尾祇園祭)基本情報
開催日時
7月第3土曜日 19時~21時
見所の時間帯
19:00 中町出発 幸町・本町・塩町・中央通りを巡る 21:00 中町へ帰町
開催場所
中町から西尾駅前までの市街地一帯
※ご来場の際は、公共交通機関をご利用いただきますようよろしくお願いいたします。
最寄り駅・バス停
【名鉄西尾線】西尾駅
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