県指定有形民俗文化財
三河一色大提灯まつり
[ 一色の大提灯6組付柱組み一式 / いっしきのおおぢょうちんろっくみつけたりはしらぐみいっしき ]
保存団体一色大提灯保存会
一色の大提灯は、毎年8月第4土・日の諏訪神社の祭礼に出されます。境内には氏子6組(上組・中組・大宝組・宮前組・諏訪組・間浜組)によってそれぞれ3本の柱が建てられ、屋根形の覆いをつけた柱の間に2張ずつ計12張の提灯が吊されます。最も大きい間浜組の提灯は全長約10m、直径約5.6m、これを吊す3本の大柱は高さ17mにも及びます。大提灯にはそれぞれ、「景行天皇筑紫御征討図」(上組)、「天岩戸図」(中組)といった神話や歴史をモチーフとした独特な絵が描かれており、夜、大蝋燭が点火されると、提灯の絵が幻想的に浮びあがります。
一色の大提灯祭りは、人々を苦しめる海魔を退散するために篝火を焚いて祈願したことに始まり、それが提灯に変化したと伝えられます。寛文年間(1661-1672)の頃には小型だった提灯が各組の競争により次第に大きくなり、文化年間(1804-1829)には現在の規模になりました。提灯が灯される土曜日の夜には、神社境内に露店が立ち並び大勢の見物客で賑わいます。
三河一色大提灯まつり基本情報
開催日時
8月第4土・日曜日 【1日目】8時~【2日目】17時
見所の時間帯
【1日目】 08:00頃~ 屋根形覆いの骨組に障子をはめカグラサンにて覆いを掲げる 11:00頃 大提灯掲揚 13:00頃~随時 諏訪太鼓 19:00頃~ 大蝋燭点灯 【2日目】 17:00頃~ 大提灯降納
開催場所
諏訪神社 〒444-0423 西尾市一色町一色宮添129
※ご来場の際は、公共交通機関をご利用いただきますようよろしくお願いいたします。
最寄り駅・バス停
【いっちゃんバス】大宝橋 【ふれんどバス】大宝橋 【名鉄東部交通バス】一色大宝橋
保存会ホームページ
- http://katch.ne.jp/~suwa-jinja/
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