県指定無形民俗文化財
てんてこ祭
[ 西尾のてんてこ祭 / にしおのてんてこまつり ]
保存団体てんてこ祭保存会
てんてこ祭は、平安時代、清和天皇の大嘗会(だいじょうえ / 天皇が即位後初めて行う新嘗祭)に供える米を作る悠紀斎田(ゆきさいでん)に、この地が選ばれたことにちなんで始まったといわれます。 神社までの道中およそ500メートルを、赤装束に覆面姿の男6人が行列します。うち3人は男根を模った大根を腰につけ、それぞれ小締太鼓、飯櫃、神酒樽とナマスをいれた樽、吊るしたボラを担いでいます。太鼓の囃子にあわせて腰を振る姿が目をひきます。後ろの3人は竹箒を手にしていて、境内に到着後、勢いよく藁灰を掃き散らし、観客にかけます。この灰をかぶると厄除けになる、あるいは夏病みをしないといいます。
6人の役はおもに厄年の男が担い、厄落としのご利益があるといわれています。一同が拝殿に入って田植え歌をうたうと、参拝者は松葉を投げ入れます。藁灰を四方に散らすのは施肥を、松葉を投げ入れるのは苗を田に投げ入れるさまを表しているといい、農作業の様子を模した、新年の豊作祈願の祭りです。
てんてこ祭基本情報
開催日時
1月3日 13時~
見所の時間帯
13:00~13:20頃 町内を行列する 13:20~13:25頃 神社境内をまわる 13:25頃~ 藁灰を撒き散らす 13:25~14:00頃 拝殿にて田植え歌をうたう 14:00頃~ 参拝者が松葉を投げ入れる
開催場所
熱池町 八幡社 〒445-0881 西尾市熱池町神田103
※ご来場の際は、公共交通機関をご利用いただきますようよろしくお願いいたします。
最寄り駅・バス停
【名鉄西尾線】福地駅 【名鉄東部交通バス】熱池
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