市指定無形民俗文化財
寺部祇園祭りの打ち込み太鼓
[ 寺部祇園祭りの打ち込み太鼓 / てらべぎおんまつりのうちこみだいこ ]
保存団体寺部祇園祭保存会
寺部の祇園祭りは毎年7月第3土曜日に行われ、独特の所作が受け継がれている「打ち込み太鼓」で知られます。現在も使われている鋲打ち太鼓に嘉永3年(1850)の銘があることから、祇園祭りはそれ以前から行われていたと考えられます。祭りの日には太鼓や提灯の列が町内を練り、道中の辻々で打ち込み太鼓が披露されます。左足を前に出し、右足を後ろに大きく引いて、腰を落として力強く打ち込むその所作は、時には太鼓に背を向け、思い切り背伸びをして打ったり、両手に持ったばちを頭上で回したり、まるで酔っているかのように体を太鼓台にぶつけそうに見えたりと、実に独特です。
一方、小学生による神楽舞は、ゆったりとしたテンポのものから速いテンポのものまで数曲があり、太鼓が神社に到着してからの境内での競演は、まさに互いに鼓舞しあい、観衆の目をひきます。打ち込み太鼓も神楽舞も、昭和30年(1955)の青年団の廃止とともに一時途絶えましたが、その後保存会によって復活、現在に継承されています。
寺部祇園祭りの打ち込み太鼓基本情報
開催日時
7月第3土曜日(荒天の場合は翌日) 15時~21時
見所の時間帯
15:00~15:10頃 打ち込み開始 16:30~17:00頃 地元青年団の屋台接待 18:00~20:30頃 拝殿での神楽開始 19:00~20:30頃 太鼓と神楽の競演 21:00~21:10頃 太鼓最終演目披露 21:10頃~ 終了
開催場所
西尾市寺部町 町内 寺部地蔵堂(寺部町笠外)~町内巡行~須佐之男社境内
※ご来場の際は、公共交通機関をご利用いただきますようよろしくお願いいたします。
最寄り駅・バス停
【名鉄蒲郡線】西幡豆駅
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