市指定無形民俗文化財
御櫃割
[ 御櫃割 / おひつわり ]
保存団体室町 神明社
御櫃割は毎年10月第3日曜日の室町神明社の秋祭に行われる豊作と家内安全を祈願する農業祭の行事で、地元ではこれに参加すること自体も厄払いと考えられています。 神前から下げられた御櫃を法被姿の厄男たちが奪い合う一方、袴姿の氏子はこれを阻止すべく厄男たちに甘酒を掛けます。御櫃を取った厄男は甘酒から逃れ広場へ。今度は厄男たちが一丸となって、御櫃の蓋を拳で叩き割ります。
特製品の御櫃は容易には割れませんが、かつてこの行事で稲の豊凶を占った頃には、なかなか割れない年は豊作といわれました。御櫃が割れると、中の赤飯を手づかみで食べ、参詣者にもふるまいます。これを食べると大病をしないといい、参詣者たちも先を争うように手を伸ばします。この御櫃割、江戸時代後期に始まったとされ、ほとんど形態を変えないまま今に伝えられています。
御櫃割基本情報
開催日時
10月第3日曜日
見所の時間帯
14:00~14:30頃 祭礼神事 15:00~15:20頃 お櫃割り
開催場所
室町 神明社 〒445-0033 西尾市室町上屋敷97
※ご来場の際は、公共交通機関をご利用いただきますようよろしくお願いいたします。
最寄り駅・バス停
【六万石くるりんバス】家武 【名鉄東部交通バス】家武町
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